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にしじまの日常 第1弾
設計事務所では、作図をいきなり描くわけではなく、様々なプロセスをクリアしながら進めます。
事前(環境含む)調査・現地調査(以下現調とする)・提案書作成・打合せ・作図といったプロセスです。
各プロセスを進めるうえで、ちょっとした工夫でスムーズな進行も考えられるものです。
ブログ第1弾では、日頃会社でおこなっている事を【にしじまの所作】として掲載させて頂きます。
設計事務所勤めが初めてという方々の参考になれば幸いです。
①、にしじまの所作『打合せの心構え』
②、にしじまの所作『打合せに役立つ筆記用具類』
③、にしじまの所作『打合せに役立つもの』

◎メジャー(金属製テープ)を準備する。
※お客様より、実際にどの程度の大きさか問われるシーンが多々あります。
メジャーがなく、床仕上げ材がタイルカーペットであれば、大抵500mm角なので、何枚かを目安に説明可能です。
目安となるものがない時は、代用品を探すか若しくは自分の手のひらの中指から親指までが何センチで、両腕を肩まで水平にしたら何センチか測っておくのも良いです。
色んな経験をすることで、物の大きさは自然と分かってきます。
④、にしじまの所作『議事録に役立つもの(その1)』
⑤、にしじまの所作『議事録に役立つもの(その2)』
⑥、にしじまの所作『現調に役立つもの(その1)』
◎自作のA3方眼紙
※10枚ていど用意して、A3のクリップボードにセットします。画像の下部分にダブルクリップが見えると思いますが、これは強風対策用です。
強風時、これがあるのとないのとでは、現調が継続可能か否かの判断にも関わりる大事なものです。
既存図面がなく、現地測量を基にcad化することは多々ありますが、大抵の場合、スケッチが苦手な人が多いようです。
まずは、大きめにスケッチし、どこを図面化したいかフリーハンドで平面・立面・側面を描きます。
現地の寸法を測り、寸法線と数値を描いていくだけです。
計測してきた既存図をcad化したり、物件に携わるうちに色んな部位の内部構造が分かってきます。
そうなれば、壁の厚みが分かるだけで凡その断面図が描けるようになります。
⑦、にしじまの所作『現調に役立つもの(その2)』
⑧、にしじまの所作『現調で役立つもの(その3)』
◎デジタルカメラ
※撮り方により編集方法が違います。撮影のポイントは、何を撮ったか分かるようにする、です。
[敷地の撮影(例)]
1、隣地境界:境界杭・地盤高・ブロック塀やフェンスの高さ及び仕様
2、近隣状態:家屋の有無・階数・構造・開口部位置・境界からの離れ
3、道路境界:幅・マンホール位置・側溝の深さ・電柱の有無及び種類
[屋内の撮影(例)]
1、部屋名を撮り、全景が納まる位置で前後を撮る
2、壁四面を右回りで撮る
3、1面ごとに床・壁・天井の仕様が判別できるように撮る
4、各部位を計測しながら遠景と近景を繰り返しながら撮る
撮り忘れがないように、できるだけ事前に何をどう撮れば良いか確認しておくのも大事なプロセスです。
以上が、にしじまの日常 第1弾となります。
今後、第2弾、第3弾と続けていく予定ですが、不定期の更新とさせて頂きたいと思います。